コーヒーは、実は体に良い?

一昔前、世間的にコーヒーは体に良くないという風潮がありました。しかしながら、近年、実はコーヒーには、様々な健康効果があることが報告されています。

皆さんはそれをご存知でしょうか?

ということで今回は、コーヒーの予防効果について簡単に紹介していきます。

コーヒの予防効果

糖尿病、認知症の予防や肥満防止、または大腸がんや肝癌を防ぐ可能性など、コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールを中心とした成分による効果が注目されています。

コーヒについての研究

2015年5月に、国立がん研究予防センター予防研究グループは、コーヒを習慣的に飲む人は心臓病や脳卒中、呼吸器疾患による死亡リスクが低下するという結果を報告しました。

同研究では、1992年から1993年に、国内のがんや循環器疾患になっていなかった40〜69歳の男女約9万人を対象に、2011年までその対象者についての死亡・主要死因死亡について調査しています。その結果、心疾患死亡、脳血管疾患死亡、呼吸器疾患死亡については、コーヒー摂取による危険度の有意な低下がみられました。

当時の研究では、欧米人については、コーヒー摂取と死亡リスクの低減が見られていましたが、アジア人についての調査結果はまだ、なかった状態でした。ちなみに、コーヒにも適切な摂取量というものがあり、一日3〜4杯飲む人の心疾患死亡、脳血管疾患死亡、呼吸器疾患の死亡リスクが最も少なかったという結果が出ています。4杯までは、飲めば飲むほど、死亡リスクが低減していますが、5杯以上になると、3〜4杯飲む人と比べて、心疾患死亡、脳血管疾患死亡、呼吸器疾患の死亡リスクが高くなります。

コーヒ摂取と全死亡リスク、および各死因別リスクをを次に示します。

なぜコーヒー摂取で死亡リスクが低下するかというと、

  • コーヒーに含まれるポリフェノールであるクロロゲン酸の仲間は、クロロゲン酸が血糖値を改善し、血圧を調整する効果がある上に、抗炎症作用があるといわれています。
  • カフェインには気管支拡張作用があり、呼吸器機能の改善効果があるかもしれない

とのことです。

まとめ

食後の「アフターコーヒー」はずっと以前から定着している食習慣の1つではありますが、このことを知ると、アフターコーヒーの楽しみが増えるかもしれないですね。ただ、飲み過ぎには注意しましょう。

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